源来軒(福島県喜多方市字一本木上)

大正末期に中国からやって来た藩欽星氏が、この地でラーメンを広めたとされる元祖老舗店
風光明媚な蔵の街でルーツに触れた〆の一杯


<ひとくちメモ>
スープは鶏ガラが中心となり、軽めの魚介とほんのり生姜の風味を感じる。
コクを抑えてややシャバシャバっぽく感じるが、野菜エキスによるスッキリ感だろうか?
シンプルに見せかけて実は幾重にもアッサリ系の旨味が重なる昔ながらの醤油ラーメンだ。
麺は少し縮れた極太麺で、多加水ながらかなり硬めに上げられていることから
ゴムのように力強いムニュムニュ感と強靭なコシを持ち合わせている。
チャーシューは至って凡庸であり、ナルトがいかにもイニシエ系の風情を演出している。
食後には化調が表れ、口内をふんわり占有した。
味の評価:★★★+☆