ホームラン(呉市中央)

屋台から始まり、来年で創業30年を迎える老舗店
気さくな女将は、昔のまんま手間のかかる仕込みを忠実に再現しているという

(ラーメン)

(麺)
<ひとくちメモ>
豚骨を3日間煮詰めて作られるスープはド濃厚。
巨大なスコップ状の混ぜ棒により、骨の髄まで砕けて濃厚エキスとなる。
鼻を抜けるとんこつ臭はワイルドなパンチに満ちており、幾多の名店をも凌駕するほど。
これにかえし醤油が主張して、九州方面には行かず広島寄りの醤油豚骨になる。
嫌味なクセが残らないのも良い傾向だ。
麺はオーソドックスな中細ストレートで、ひとひねり欲しいところだが
これも昔と変わらぬスタイルの表れか。
チャーシューは不揃いな部位が4切れ。
甘めの味付けで弾力が残るタイプ。
完食した丼の底には、なめらかな髄の粒子が大量に溜まっていた。
味の評価:★★★★☆