【閉店】丸天(岡山市北区駅前町)

岡山駅前連食物語
業務の沼で溺れかけたなら
老舗のホスピタリティで手厚いケアを

(中華そば)

(麺)
<ひとくちメモ>
換気扇の唸りと民放ラジオが静かに流れるエアーに昭和臭を感じつつ、
鶏ガラ主体のライトなスープを含んでみれば、
キリッと醤油のかえしが効かされた淡麗仕様に思わず背筋がピンと伸びる。
うどん県と周波数を共有するためであろうか、
麺はまるでうどんの肌を彷彿させる滑りの良い中太系。
幅広の麺にザク切りの青ネギがよく絡み、
赤身チャーシューと半月状の蒲鉾が優美なビジュアルを創り上げる。
昭和32年、屋台発。
業務とは無縁とおぼしき完全オリジナル路線に、
往時の復活劇をヒシヒシと感じさせる感涙モノ。
味の評価:★★★★★
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