与ろゐ屋(台東区浅草)

某商社を奪サラし
目指すは昭和30年代の中華そば

(名代らーめん)

(麺)
<ひとくちメモ>
中央に鎮座する柚子を見つけるやいなや、
即座に救出してプレーンなコンディションを取り戻す。
老舗系といえども、時流に乗ったオイルも使われており、
差別化すべきは濁りのない滋味系スープにある。
国産のゲンコツ・大山鶏等の動物系をベースとし、
九十九産煮干・枕崎産鰹節・鯖節等による芳醇な魚介系がキーンと抜けて行く。
長野県産の小麦粉が使われる自家製麺は
コチコチとした食感を持ったコシの強い中細麺。
終盤にはスープを吸い込んで、ふっくらとした柔らかな加減に変貌する。
全ての要素が高いレベルで構築され、
昭和30年代にはなかったであろう古今融合による最上のデキを誇っている。
味の評価:★★★★★
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