真砂そば(名古屋市中区金山)

創業1938年
高山ラーメンの元祖が名古屋の地で暖簾分け

(中華そば)

(麺)
<ひとくちメモ>
寸胴内で予め味付けされたタイプのスープは
カエシの濃い風味が直線的に抜け、
節系の和風ダシに軽めの鶏ガラがブレンドされている。
高山系は未食ながら予習通りの味の構成で、
醤油の強さの中に広がる甘味と
アッサリながらダシと調味料との融合が濃い旨味を創出している。
チキラー風情の平打ち縮れ麺は、強いうねりを伴った口当たりと
非かん水によるコチコチ感が共存している。
しばらくするとスープを吸って褐色に日焼けし、
艶かしく熟れた頃合いがこちらの麺の旬といえる。
当店ではチャーシュー麺のオーダ率が高いだけあり、
優しい味付けにより柔らかく炊き込まれたしっとりタイプ。
完食を見計らったタイミングでお決まりのおしぼりが提供され、
「お会計650万円です」
「じゃあ1050万円で」
「はい、それでは400万円のお釣りです、ありがとうございました」
こんな会話がリアルにド真面目に成立する老舗店はもう世界遺産クラス。
味の評価:S
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