三十二匁・本店(福山市南蔵王町)

ココには草食系など存在しない・・・

(漢の正油らーめん)

(麺)

(割りスープ)
<ひとくちメモ>
醤油・背脂が”漢”の如く増量されるスープは、
凶漢なるエキスを湛えて淫靡なほどに黒光りしている。
表面には深い深い油膜が層を成し、
中身は熱い漢を想起させるベリーホットな鬼醤油が潜んでいる。
単に醤油辛いだけでなく、背脂や玉ネギ由来の甘味が加わるため
ある一定までは勢いに乗って啜ることが出来るのだが、そこは厳粛なる漢の仕事。。
鬼醤油を受け止めた舌皮は破壊され、刹那に激しい渇きに見舞われる。
デフォでコチコチとガードの硬い純白ストレートな娘も、
鬼醤油を吸い込んで瞬時のうちに小麦色に日焼けし、
更には漢の濃厚なオイルがか細いラインに絡まりまくって
付き合ってしまった漢一色に染め上げられている。
丼の中で唯一の癒し的要素であるモヤシ・青ネギも、
凶暴な漢の剛力によって水々しさを奪われ、
アイランド諸共漢のエキスに侵食されている。
あまりに血の気が多い漢であるが故、
”つけでもないのに割スープが添えられる”
といった店側の配慮もあるが、
この暴れ狂った漢をもう誰にも止めることなど出来やしない。
味の評価:★★★☆☆
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