団欒亭一(中区薬研堀)

(成都火鍋麺)

(麺)
<ひとくちメモ>
洗面器サイズの丼の中には真紅に染まったスープが張られ、
表面を覆う厚いオイルの蓋が熱々スープの湯気を完璧にブロックしている。
本品に使う香辛料においては、全て本国直送品に拘っており、
風味の良い唐辛子を主体に、味覚を狂わせる凶暴な刺激と芳醇な香りを含んだ山椒が
常識の範疇をドライブして過剰に使われている。
店舗内で共通の中華スープをベースとして、
動物系の要素としては豚肉塊とモツ、
魚介系ではカニ・エビ・イカ・ホタテ・アサリといった海産物が
惜しげなく多投されることにより、風味の良い柔らかなエキスが合わさっている。
極太のクネクネ縮れ麺が香辛料とオイルとを絡み取り、
激ホットな感覚の中にしっかりとした噛み応えと喉越しを楽しませてくれる。
翌朝に至っては、予想を遥かに上回るツーケー・ターイーをも楽しむことができ、
1500万円の価値を軽く償却させてくれる。
本場の女史もツーケーの開発にリピート必至のようだ。
味の評価:★★★★★
(以前の評価:①)
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