不如帰(渋谷区幡ヶ谷)

2006年1月11日11時11分11秒開店
「豚清湯系貝汁そば」という独自ジャンルを走る個性派店

(そば・醤油)

(麺)
<ひとくちメモ>
ここでの最大の特徴はハマグリを使った潮ダシ。
動物系ではメインに使われる豚ゲンコツが柔らかなコクを出し、
一呼吸おいてハマグリの芳醇な貝ダシがガツンとやってくる。
生醤油を使った元ダレとの相性もバツグンに良い。
生のハマグリから摂られた出汁は、エグ味・雑味なく上質な旨味だけがダイレクトに押し寄せてくるよう。
昆布や煮干し・ホタテ等の他の具材とも調和して、斬新なスープに仕上がっている。
豚骨・魚介・ハマグリが織り成す見事なトリプル・スープだ。
低加水・平打ち麺にはゆるいウェーブがかかり、高密度な小麦が特徴的。
ギュッと詰まった小麦を潰す感覚は、生麺でありながら乾麺に似たザクザク感のあと
ベッチャリ歯に吸い付くような不思議な食感を併せ持つ。
東京ではメジャーな三河屋製麺であるが、これは初めて口にする感覚だ。
トッピングにはふっくら柔らかで瑞々しさ満載の大判チャーシュー、
細切り・穂先2種類のメンマに白髪ネギ、そして焦がしエシャロットが甘味を与えている。
スープ・麺・トッピング、全てにおいて斬新且つ衝撃的な一杯だった。
味の評価:★★★★★
トレイルラン(090927)

今日のランニング:≒17km
09年累計距離:930km
場所:広島南アルプス
(JR下祇園駅→武田山→火山→畑峠→大茶臼山→己斐峠→柚木城山→315峰→
沼田草津道路→鬼ケ城山→鈴峰山東峰→JR新井口駅)
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早秋の山々を走り抜け
激しい疲労と発汗の末にはデトックス&ドライ
sou!!

そんな時にも昼間のせんべろハッピータウンが
心身のリセットをコンプリートしてくれるのでありまた
(ヤッテモタ・・・)
テーマ:ジョギング・ランニング - ジャンル:スポーツ
与壱(西区三篠町)

濃厚広島風豚骨醤油拉麺専門店

ムムッ!
ようやく出会えました。。

(醤油ラーメン)

(麺)
(ひとくちメモ)
鶏ガラだけをじっくり丁寧に炊き上げたスープは、鶏の旨味・甘味・風味が渾然一体となった
上品且つコク深い仕上がり。
かえし醤油は多くを主張せず、サラリとスッキリした調合で鶏を全面的にバックアップした感じ。
程好い塩分濃度も鶏ダシを引き立てる。
麺は原田の丸麺・極細ストレート。
メンカタオーダーでは博多並みに短い茹で時間で、渾身の湯切りによりコンディションは上々。
コチコチの硬い状態から、終盤スープに馴染んだ状態までその変化が楽しめる。
小ぶりのチャーシューは硬めの部位で味付けは薄め。
これにはもうひと工夫ほしいところ。
純度の高い鶏ガラ醤油ラーメンといった印象を受けた。
味の評価:★★★★☆
以前の評価:①
ランニング(090926)

今日のランニング:10km
09年累計距離:913km
テーマ:ジョギング・ランニング - ジャンル:スポーツ
カラッとキレのある社会が一番です@くりはら
どうにもこうにも
アブラギッシュな世の中になったものです・・・
オイリーなセイジに新たな変遷を(チョット)期待しつつ
ラ界においては背脂チャッチャ系からギトギト濃厚豚骨魚介系へと
よりカロリアスな変わりっぷり
ならば
せめてホルモンくらい(゚▽゚)ドライにつまませて下さいよ~

注)刃物は適切にご利用下さい
ホルモン天をなりわいとするこちらのお店

衣はカラリとクリスピーでありながら
シャックリの後に訪れるフレッシュなコリコリホルモンによる味の二重構造
透き通ったピュアな揚げ油は
板場のココロが投影された聖域なる証

驚くべきはこれがホルモンの天ぷらであることを忘れるくらい
アッサリ&ドライな感覚

肉汁がしみ込んだおでんも加勢して
酒が進むのは至極当然の結果でございます

〆の一杯には
カツオの節系とホルモンの肉系が合わさった流行も黙るWスープ仕様

これにはB級KINGも完飲・悶絶するほど
おばちゃんニヤリとほくそ笑む熟練技の妙

『青竹を包丁で割って旨いホルモンを食らう!』
スーパー・ハイカロリアスな欲望を求め続ける現代資本主義社会において
本当の豊かさに出会える感動・・・
ココにはあるのです
テーマ:こんな店に行ってきました - ジャンル:グルメ
ランニング(090923)

今日のランニング:12km
09年累計距離:903km
テーマ:ジョギング・ランニング - ジャンル:スポーツ
きび・神田本店(千代田区神田小川町)

品達にも出店する支那そば人気店
本店に限り、ランチタイム時におにぎりがサービス提供される

(支那そば・塩味) ※猪口の中身は梅干し

<ひとくちメモ>
黄金色に澄み渡った鶏ガラ主体の上品なスープ。
口にすると鶏の旨みタップリで、チー油の芳醇な風味と生姜の柔らかな香り、
そして味付けのベースになっている『赤穂の焼き塩』から香ばしさも発している。
全ての旨味がクリアに伝わってくるようだ。
麺は強く縮れた細麺で、スープ乗りの加減も織込まれた仕様になっている。
最後までしっかりコシを維持していた。
チャーシューは箸で掴めない程のホロホロ状態で、口に入れると溶けてしまうほどに柔らかい。
半熟玉子は白身にようやく火が通った絶妙な茹で加減で、メンマは幅広でフックラ仕様。
全ての具材において丁寧に作られた一杯、そして実に洗練された一杯だと実感した。
味の評価:★★★★★
ランニング(090920)

今日のランニング:15km
09年累計距離:891km
テーマ:ジョギング・ランニング - ジャンル:スポーツ
こうや(新宿区三栄町)

こうや系を世に広めた総本山
数年前の失火により、現在の店舗にリニューアルされた

(ワンタン麺)

(ワンタン)

(麺)
<ひとくちメモ>
とんこつのツンとした獣系が基本となるスープで、これにサラリと軽い塩ベースの元ダレが合わさる。
豚足・豚皮がスープにコクを深め、少しの鶏が丸みを出しているよう。
動物系のみのスープとは思えないほどの上質な仕上がりだ。
ただし従来のようなパンチが抑えられ、万人が食べ易いスープにシフトしている。
麺は以前までは幅広のビロビロ縮れ麺もチョイスできたが、現在では細縮れ麺のみ提供。
重厚な獣スープだけに、軽い細麺との組み合わせがこれまた食べ易い方向を目指した結果か。
ここでの名物であるワンタンは、プリップリの餡とツルッツル・フワッフワの長~い尾っぽがある本格中華タイプ。
紹興酒の風味付けがたまらなく良い。
巨大なものが惜しげなく5つも入って食べ応えも十分である。
ロースチャーシューも適度なサシが入った部位で柔らか仕様。
全体的にワイルド感が抑えられ大人しくなったこうや系に再会した。
味の評価:★★★★★
以前の評価:①
ランニング(090919)

今日のランニング:18km
09年累計距離:876km
テーマ:ジョギング・ランニング - ジャンル:スポーツ
秋の夢路に@サンマサンマ
日曜日、早朝、5時起床、
『本日絶好のゴルフ日和ナリ』
残暑厳しい好天の休日
みなさんいかがお過ごしになりましたか
近年サンマにゾッコンLOVEなわたくし
『サンマを自宅水槽にて飼育中!』
そんなキチガイな夢に奮起していつも以上に心地よく目覚め・・・
どうにも海馬から離れないキチガイを成仏させるべく

人目を気にせず
タプ~リと愛でてやることに
決断したのでございました

普段より多め・長めに炭を熾し
”高温一気の焼き上げ!!”
外はパリッ&中はミディアムレア
炭の風味とホロ苦が攻めぎ合うコラボマジック

『Gを切って3を取る』
誰が敢えてそんなキチガイな英断を下そうか・・・
それでも88円/尾で得られる小さな幸せに、ひとり小さくガッツポーズ

さて、今夜はどんな3が夢に登場するものやら
楽しみ半分、いやウィークデイにはチト厳しい・・・
ランニング(090913)

今日のランニング:12km
09年累計距離:858km
テーマ:ジョギング・ランニング - ジャンル:スポーツ
萬来軒(尾道市高須町)

尾道郊外の人気店
昼時は行列が出来るほど盛況だが、驚くべき回転率でアッサリ捌かれていく

(素菜湯麺・野菜入りそば)

(麺)
<ひとくちメモ>
塩味ベースの白湯スープに、ゴマ油・ガーリックオイルで炒められた大盛り野菜が乗っかる。
表面はそれぞれの油で黄色い層ができるほどオイリーで、蓋の中身は超アッツアツ状態を維持したまま。
香味油の香ばしい風味が程よく鼻を抜けていく。
これに合わせる麺はラーメンで使われる平打ち縮れタイプではなく、丸麺の中細ストレート。
パスタ系にシフトしたプラスチック麺だ。
一般的にはのびにくい仕様の麺だが、この熱々スープの中では終盤ヘタレていた。
香味油のコッテリ感とシャッキリ野菜の大量消費で胃袋も大満足。
味の評価:★★★+☆
(以前の評価:①、②)
中毒患者は増産される@アレックス
安易に手を出しちゃダメ!
身体がアレを覚えたら、ちょっとやそっとじゃ抜け出せないんです
そんなこと幼少の頃から
耳にオクトパスが常駐するくらい聞いてきましたが
実は・・・
私・・・
やってます!(あー、言っちゃったよ~)

あのドーパミン
あのトランス
そしてあの悦・・・

直後は私も家事にヤル気ビンビンになったものです
代表的な中毒患者さんに至っては

HNを合言葉に売買を成立させるといったプロ的依存利用

実は私も過去に 何・度かパクられましてね
ブツの入手経路について
カツ丼ひとつで簡単にゲロッてきたんですが
夜の渋谷を徘徊しなくても
八木の陽気なイタリアンに ”チャオ”
あまりにドベタな合言葉で入手可能なんです

しかも交渉(=トーク)が盛り上がれば
売人の手加減ひとつで規定以上にブツが増量されることもしばしば

ここまでゲロって隠匿のしようもありませんが
ココに手を出すなら中毒覚悟の上で
ぜひ深い悦に浸って頂きたいものです
テーマ:こんな店に行ってきました - ジャンル:グルメ
醍醐(安佐南区西原)
大将、盛り過ぎ!@漁師民宿榎本
大将、
好きが講じてまたまた宮津とは・・・
真に恐れ入ります

希少品といわれるユメカサゴに、大将渾身の”立て塩”

まさに絶妙の塩梅でございました
大皿一面を覆うタヌキメバル(=白ソイ)は
淡白な白身に、皮ぎしから溢れ出る濃厚なアブラー仕様

こいつは好きどころじゃく、ベタ惚れ込んじゃいますよ~
私もマニア級のスキモノですから
次回はベーナーの季節にキッチリ吠えさせて頂きます よ
ランニング(090906)

今日のランニング:10km
09年累計距離:836km
テーマ:ジョギング・ランニング - ジャンル:スポーツ
みずさわ屋(宮城県仙台市青葉区栗生)

水沢市(現奥州市)ご出身の店主に由来して本店名がつけられた
厨房内では全て若い男性スタッフが活気良く調理にあたられる

(中華そば)

(麺)
<ひとくちメモ>
表面張力を使って丼すりきれまで注がれたスープは、
ホール側で待ち受けるおばちゃんの手によって慎重に客席へと運ばれてくる。
丼一面から煮干しを中心とした魚介風味が鮮烈に香って食欲を掻き立てられる。
一見アッサリ系に思えるが、素材の旨味をキッチリ摂られたスープであり
表面の脂分が動物系のコクを補っているよう。
麺は仙台スタンダードの純白・細ストレートで、やはりそうめんに似た食感がある。
一枚入りの赤身チャーシューはかなり分厚くカットされており、赤身全体に濃いめの味付けが染みてふっくら柔らかい。
さやえんどうのグリーンは彩りだけでなく、ニボーの口直し的な効果もあるように感じた。
味の評価:★★★★☆
志のぶ(宮城県仙台市若林区連坊小路)

大正12年から続く仙台ではメジャーな老舗店
2005年に現在の店舗にリニューアルされた

(中華そば)

(麺)
<ひとくちメモ>
醤油の褐色が広がる澄んだスープは動物系のエキス・風味とも軽く、
生姜の香りと元ダレや野菜から出た甘みをダイレクトに感じる。
表面にはやや黄色っぽい少量のチー脂が散らされているが、味への変化は少ない。
並々と注がれたスープにストレートの細麺が泳いでいるようであり、口当たりはそうめんに近い感覚。
珍しい食感の麺だが、聞くところによるとこれが仙台スタンダートという。
トッピングにはジューシーな赤身チャーシューと箸でも割けそうな濃味メンマにネギ少々。
現代までのトレンドに流されることなく、創業当時の味に触れたノスタルジックな一杯だった。
味の評価:★★★☆☆