とんちぼ(日高市栗坪)
次念序(鴻巣市滝馬室)

言わずと知れた
六 直系の遺伝子が冴え渡る

(つけ麺)

(麺)
<ひとくちメモ>
良質な動物系エキスは濃厚なれどしつこくはなく、
魚介がビシッと効いて香ばしさを醸し出す。
甘み要素は微弱で、特製の七味を加えるとシャープに締まる。
毎朝打つ自家製麺は、純度の高い国産小麦と全粒粉が使われ、
茶褐色の極太麺を噛み締めると半端ないハードな弾力と、
全粒をすり潰した粉感覚がダイレクトに押し寄せる。
つけ汁にはバラ肉ロールチャーシューが2枚沈んでおり、
スープに馴染んで脂身はトロトロ状。
ブーメラン方式のスープ割りでサッパリ〆れば、
六を凌駕する高品質な余韻と充足感に満たされる。
食後の丼底からは、お約束の骨粉&魚粉が見送ってくれる。
味の評価:S
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蕾・本家(さいたま市大宮区宮町)

個体差の異なる鰯から
その日一番ラーメンに合う煮干しを厳選調達

(濃厚煮干しつけ麺)

(麺_あつもり)
<ひとくちメモ>
あつでオーダーした三河屋の太麺は、
表面パンパンの弾力と切り込みソフトな歯入れ感があって、
ふっくらとした麺のポテンシャルを楽しめる。
都度手鍋で沸騰させるつけ汁は、
ドロドロのトロミがついた濃厚エキスに、
片口イワシがメインとなった煮干出汁がブレンドされた構成。
予習ほどのニボニボ感はなく、重たいまったり感が占有するが、
お酢の投入によりキレが戻って全体のリバランスが図られる。
角切りキューブチャーシューはホロホロ状に柔らかく、
デフォ大量投入されていることから連食泣かせの満足感が得られる。
味の評価:★★★+☆
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大咲(入間市野田)
頑者(川越市新富町)

実家は製麺所、弟は二毛作運用中という
両血DNAで培養された業界きってのサラブレッド

(つけめん)

(麺)
<ひとくちメモ>
ゲンコツ・鶏ガラ・もみじ等による動物系と、
煮干や数種の節系を使って強烈な魚介系が合わせられている。
更にザラつくほどの魚粉も投入されており、
節系がもたらす苦味すら感じる程の強い魚介テイスト。
ただし、動物系の厚みがしっかりと下支えしているため、
両者が見事なまでの均整を保っている。
うどんクラスの極太麺は毎朝打たれる自家製であり、
強いコシと滑らかな喉越しが共存したもの。
口の中でしばらくの間咀嚼させるのだが、
スープをキッチリ連れて来ているため
麺が一人ぼっちになってしまう心配もない。
つけ汁の底には煮豚っぽいチャーシューに
柔らかなメンマが沈んでおり、共に上々のクオリティ。
コレが味わえるなら、
店舗提唱の「総入替え制」にだって黙って服従出来てしまう。
味の評価:S
(以前の評価:①)
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笑堂(川越市久保町)

“二律背反と融合”とを経営理念に据え、
さらなる高みを目指し続ける精励店

(豚そば)

(麺)
<ひとくちメモ>
スーパーゴールデンポーク&ゴールデンポークの豚骨ダシに
魚介と野菜の滋養系要素が織り込まれたコラーゲン質たっぷりスープには
思わず笑みがこぼれてしまう位の完成度。
ド乳化の蓋をそっと掻き分け、素材のエキスが詰まった下層のスープには、
なんとご当地名産のさつま芋を使うことで柔らかみが補完されている。
博多直送の極細麺は、コナオトシの上位レイヤーである「湯気通し」が提供可能であり、
ベタナマ感と共に小麦の香りをダイレクトに感じ取ることが出来る。
麺とスープにザク切りの「特級博多ネギ」が絡まり、
三位一体となって相乗効果を発揮している。
味の評価:★★★★★
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