2017-11

りんりん(足立区千住中居町)


りんりん(外観)

狭小店舗のL字カウンター内には
家族経営の穏やかムードに溢れている


りんりん(ラーメン)
(ラーメン)


りんりん(麺)
(麺)



<ひとくちメモ>
綺麗に澄み渡った清湯スープには、
柔らかな鶏ガラに優しいカエシの掛け合わせ。
オイルOFFによるレトロなスペックは、
時代に左右されることのない安心設計。

デフォでヤワの状態で上げられた細麺は、
ソフトな口当たりと若干の緩い縮れ具合が
最適な啜り心地を実現している。

多めに盛られたメンマとザク切りネギが
箸休め的にフレッシュな要素を注ぎ込み、
トレンド汚れたバカ舌を洗い清めてくれる。
一杯330万円の崇高なる丼は、後世に残すべき文化遺産モノ。



味の評価:★★★★☆



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鴨to葱(台東区上野)


鴨to葱(外観)

突如アメ横に現れた
季節の鴨&葱へのコンセプト店


鴨to葱(鴨つけそば)
(鴨つけそば)


<ひとくちメモ>
鴨・水・葱のみを使った無化調スペックは、
厳選国産合鴨を水だけで丸二日間煮出し、
鴨本来の旨味とコクがギュッと凝縮されたキワモノ系。

麺は国産小麦粉と全粒粉をブレンドした三河屋特注品で、
麺肌ツルピカで滑り込み、咀嚼での強い弾力の後に
蕎麦粉を思わせる芳ばしい香りが抜けて行く。

つけ汁には鴨肉がこれでもかとばかり沈んでおり、
焼き葱とセットで含むと文字通り両者の相性はバツグン。

割スープには昆布のグルタミン酸がガンガンに効いており、
最後の〆では鴨が新たなパートナーとの新境地を見せる。



味の評価:★★★★★



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いづる(港区芝大門)


いづる(外観)

東京タワーのお膝元に
煮干しの名門おおぜき卒業生が進出


いづる(煮干しそば)
(煮干しそば)


いづる(麺)
(麺)



<ひとくちメモ>
非セメント清湯のガンガン・ストロングな極ニボ仕様。
動物系要素は後方に徹し、魚介の風味・芳ばしさが序々に押し寄せ、
苦みをも織り込んで絶対的な旨味とキレを伴って消えて行く。

村上朝日のストレート麺はパツパツの張りで、
箸で束ねるのも困難なほどの撮影泣かせ。
序盤からは低加水にスープを吸い込んで、
もっちりとした粉の粘りへとシフトする。

ロースのレアチャーシューは肉本来の繊維感が際立ち、
トロトロのバラにザク切りの玉ネギが絡みついて完璧な組み立て。
ワンオペ・2ロットという丁寧な仕事っぷりにも好感が持てる。



味の評価:★★★★★



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喜多方食堂(台東区元浅草)


喜多方食堂(外観)

凛とした早朝の浅草に
むっくり目覚めたゾンビヲタ
(朝ラーもできるヨ)


喜多方食堂(しょうゆラーメン)
(蔵出ししょうゆラーメン)


喜多方食堂(麺)
(麺)



<ひとくちメモ>
喜多方直送の麺は特等級小麦粉を練り込み、
時間をかけてじっくり熟成させた極太の超多加水麺。
茹で前の手揉みによって強い縮れがつき、
多加水特有の滑りともっちり加減が極上の感覚。

鶏ベースの淡麗系清湯に煮干しがガツンと香り、
蔵出し醤油の淡い風味がギュンと引き締める。

デフォ3枚のバラチャーシューは瑞々しく、
オイルOFFのクラシカルな喜多方に動物系要素を吹き込む。
早朝はモーニングコーヒーの無料オプションまで付き、
喜多方に行かずとも本番を凌ぐ高品質を実体感できる。



味の評価:★★★★★



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三ちゃん(杉並区荻窪)


三ちゃん(外観)

創業昭和35年
昭和懐古の荻窪の味


三ちゃん(ラーメン)
(ラーメン)


三ちゃん(麺)
(麺)



<ひとくちメモ>
鶏ガラの旨味エキスが詰まった清湯に、
淡いカエシが自身の存在を控えてしっくり融合し、
雑味のないスッキリとしたイニシエ系を形成している。

大将の機敏な手捌きにより平ザルで湯切りされた麺は、
手揉みによって軽いウェーブがついた多加水麺。
丸麺の優しい口当たりと麺肌ツルツルの滑り込みで、
スープを吸ってソフトな感覚のままほっこり啜らせる。

肩ロースのチャーシューには肉の繊維質が残り、
きちんと整列した白髪ネギからは昭和の規律を感じさせる。
懐古と大衆とが共生したレトロ感溢れる荻窪の味。



味の評価:★★★★☆



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えん寺(豊島区池袋)


えん寺(外観)

ベジポタの椿をまんま居抜き
更なる進化を遂げたベジポタを提供


えん寺(ベジポタつけ麺)
(ベジポタつけ麺)


えん寺(麺)
(麺) ※熱盛



<ひとくちメモ>
豚骨・鶏ガラの動物系濃厚エキスに節系を合わせ、
オリジナルの野菜ペーストが加わったドロ系ベジポタの代表格。
濃いはずなのに、ベジタブルペーストの酸味と甘味とが
後口に爽やかな広がりをみせる。

小麦の胚芽を練り込んだ自家製の極太麺は、
アツでも強靭なコシでドロ汁に負けない程のインパクト麺。
つけ汁があまりに高粘度が故に麺が沈み込まないため、
しっかり押し込んで啜る作業を繰り返すと麺と同時につけ汁も完全消費。



味の評価:★★★+☆



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吟太(大田区西蒲田)


吟太(外観)

目の前のせい家から独立し
激戦区でワインコイン勝負のイエ


吟太(ラーメン)
(ラーメン) ※ヤワ、コイ、スク


吟太(麺)
(麺)



<ひとくちメモ>
マシたレンソウのシュウ酸・葉酸を
丸みのある豚骨エキスでギュンと洗い流し、
コイ元ダレの余韻が残るイエ仕様。

三河屋の太麺はヤワでブヨ系のソフトタッチが心地よく、
海苔のローリングにレンソウを添えれば
三位一体の食感で深夜の連食をアシストしてくれる。



味の評価:★★★+☆



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いっ家(大田区蒲田)


いっ家(外観)

中国料理職人道二十数年
蒲田で独自に進化したイエ


いっ家(らーめん)
(ラーメン) ※カタ、コイ、スク


いっ家(麺)
(麺)



<ひとくちメモ>
国産豚&鶏をドロドロに煮詰めたド乳化スープに、
イエご用達・丸高製麺への特注太麺の掛け合わせ。

トッピングに国産生肉仕込みの極厚チャーシューに
レンソウの小山とうずらを添えたら王道の家系スタイルだが、
海苔をローリングしニンニク&一味を注入すれば、
蒲田で進化したイエへと昇華する。



味の評価:★★★★★



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勝本(千代田区神田猿楽町)


勝本(外観)

高級割烹を思わせるカウンターに
寿司職人風情の凛とした板さん達


勝本(清湯つけそば)
(清湯「しょうゆ」つけそば)


勝本(2種混合麺)
(2種混合麺)



<ひとくちメモ>
清湯(しょうゆ)スープには煮干・カツオの魚介が芳醇に沸き、
カエシと絡んでシャープでキレッキレの淡麗系。
鶏ガラ&節系エキスによる上品なそばつゆをも彷彿させる。

2種の浅草開化楼の特製麺は、丁寧に折り畳まれた状態で茹で前280g。
中細麺は、低加水のザクザクとした千切り食感の後に
潰すと小麦の甘みを帯びた粉感覚と粘りを持ち、
平打ち状の太麺は、麺肌ピカピカに輝くストレートで、
多加水特有の柔らかな口当たりにモッチリ感を伴って喉越しは最良。

途中で原了郭の黒七味を振り掛けると、
香り豊かな香辛を伴って和風路線への拍車がかかる仕様。
最後はスープ割のコールで、三つ葉を加えてサッパリ〆ることができる。



味の評価:S



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ほりうち・新橋店(港区新橋)

ほりうち・新橋店(外観)

満来流を寸分違わぬ形で踏襲し
その味は新宿から新橋店へと継承される
(朝ラーもできるヨ)


ほりうち・新橋店(ラーメン)
(らぁめん)


ほりうち・新橋店(麺)
(麺)



<ひとくちメモ>
麺の状態にとことん拘るという自家製麺は、
日々のコンディションによって茹で時間を調整し、
多加水麺特有のツルツル麺肌とモチモチ食感を重要視された代物。

鶏ガラ・豚骨のあっさり清湯をベースにカエシが優しく効いた構成は、
昔ながらの醤油路線が踏襲されている。



味の評価:★★★+☆
(以前の評価:



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きみはん・五反田店(品川区東五反田)


きみはん・五反田店(外観)

五反田名物花びらで連射疲れの後は
TETSUのセカンドブランドで癒されたい


きみはん・五反田店(江戸前煮干中華そば)
(江戸前煮干中華そば・しお)


きみはん・五反田店(麺)
(麺)



<ひとくちメモ>
表層にはキューブ状の背脂片が広がり、
鶏をベースに片口鰯・秋刀魚の煮干と本枯れ鰹節による
魚介の旨味エキスがギュッと詰まっている。
昆布のグルタミンと椎茸のグアニルが塩ダレと結びつき、
全体を“芳醇”と思わせるようなバランスを構築している。

透明感のある平打ち状の特製ストレート麺は、
表面の光沢が艶やかで滑り込みも上々。
ヤワでコールしただけあってコシは砕け、
タピオカ配合による多加水の潰し込みはもっちり弾力系。

後半でやや重たく感じて来るところに、
玉ネギと柚子の仕事が爽快で最後まで飽きることなく啜らせる。



味の評価:★★★+☆



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べんてん(練馬区旭町)


べんてん成増(外観)

静かな練馬の朝9:10
復活を喜ぶシャッターも既に5番手


べんてん成増(つけ麺)
(つけめん・中)


べんてん成増(麺)
(麺)



<ひとくちメモ>
従前変わらぬ田中さんの勇姿に安堵しつつ、
カウンターの昼ビー率を黙殺して歓喜の瞬間を迎える。

調味料を小さじで配分する往時のスタイルで、
デフォでもたっぷりの細切りメンマと乱切りチャーシューを潜めた
懐かしいお顔のつけ汁には、表面にトロ~リとしたオイルが膜を張り、
シャバいが確かな動物&魚介出汁にオイルが絡んで特有の風味を作り出す。

昨今の極太で開発された身体にはこんなに細かったっけ!?
と感じてしまう自家製麺は、ツルピカの麺肌にソフトな弾力を持ち、
茹で前350gもペロリと完食させるべんてんマジック。

腹パンで成増へと続く道すがら神田川の想い出がフラッシュバックする程、
完璧なるベンテニズムの継承。
レジェンドと呼ぶにふさわしい銘店の復活劇。



味の評価:S



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風龍・渋谷店(渋谷区道玄坂)


風龍(外観)

泥酔時の深夜に危険極まりない
2玉無料の鬼誘惑


風龍(とんこつラーメン)
(とんこつラーメン)


風龍(麺)
(麺)


風龍(替え玉)
(替え玉)



<ひとくちメモ>
国内工場からセントラル供給による純白スープは、
クリーミーな豚骨で臭味のないサラリとした飲み口。
適度なコクもあり、薄目のカエシを合わせて軽い仕上がり。

7秒指定というバリカタ麺は低加水のコツコツ感があり、
芯には粉感が残るジャストなコンディション。

2玉無料の替え玉を、辛子高菜・ベニショ・ゴマ・ニンニクで味変し、
それぞれの仕様を楽しみながら完食してワンコイン。
ボンビーな泥酔ヲタにも優しい鬼サービス



味の評価:★★★☆☆



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菊地(杉並区上荻)


菊池(外観)

AMラジオの静かなBGMが
まったりとした時間の流れを告げる


菊池(らーめん白)
(らーめん白)


菊池(麺)
(麺)



<ひとくちメモ>
フレッシュな煮干しエキスと風味が重なり合い、
白醤油のカエシと僅かの調味料が優しく包み込む。
あっさりながらコクは十分で、素材の旨味がダイレクトに染み渡る。

大成食品への特注麺は加水率は高めで、
しっとりした滑りの後に優しく弾けてモッチリ潰れて行く。

ロース肉のチャーシューは自身がスープを吸い込んで、
ミシッとした噛み応えと共に芳醇な肉汁で口内を豊かに満たす。



味の評価:★★★★★



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二葉・上荻店(杉並区上荻)


ニ葉(外観)

創業1983年から続く歴史は
初代店主の親戚筋が後継者


ニ葉(つけ麺)
(背油煮干しつけ麺)


ニ葉(麺)
(麺)



<ひとくちメモ>
燕三条系と謳われるとおり、
セアブラ+刻みタマネギ+極太幅広麺の組み合わせ。

3種の長崎産煮干しで鮮烈な鬼ニボエキスに染まるが、
大量背脂によって煮干しの苦味もがまろやかに包み込まれている。
刻みタマネギは辛味を抜くため冷蔵庫で一晩寝かせてあり、
手切りの自家製幅広麺に絡んで爽やかなシャキシャキ感。

3種類の国産小麦粉をブレンドした自家製麺は、
プルプルとした口当たりと切込みはふんわりソフトな食感。
終盤でナルト上の柚子胡椒を絡めると、鬼ニボ背脂も爽やかな感覚。



味の評価:★★★+☆



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鴻運新店(港区新橋)


鴻運新店(外観)

新橋でしたたかに泥酔したレバーは
本格中華の清湯で浄化したい


鴻運新店(醤油面)
(醤油面)


鴻運新店(面)
(麺)



<ひとくちメモ>
清湯×醤油の掛け合わせは中華屋ラーメンの王道だが、
意外にも動物系のコクが強くラー専門店の様相。
カエシも強めに効いているので、エンミのパンチがレバーに沁みる。

潰れ状の太麺は小麦の密度感が高くずっしり重量があり、
多加水による小麦の粘りが咀嚼を楽しませてくれる。

芯までドス黒い味が沁みたチャーシューからは
八角をはじめとする五香粉の香辛を放ち、
中華料理のスキルが反映された本場のデキ。



味の評価:★★★+☆



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翔(新宿区西新宿)


翔(外観)

濃度の決め手は
90キロもの鶏ガラ・モミジ


翔(鶏白湯つけ麺)
(鶏白湯つけ麺)


翔(麺)
(麺)



<ひとくちメモ>
“2段階仕込み”という製法のスープは、
一番出汁を出し切った鶏ガラを二度目は使用せず、
新たな鶏ガラによって二度目の出汁を重ねて
鶏の濃厚な旨味だけを抽出した独自路線。
そこに魚介や甲殻類のエキスが合わされて芳ばしい風味が乗っている。

全粒粉の麺は冷水での揉み洗いにより完璧にヌメリが除去され、
素早く〆ることで強靭な弾力が生まれている。
噛み潰すと小麦の芳ばしい香りが鼻腔を抜けて行き、
適度な長さを残して溜飲するとのど越しは最高。

低温調理の鶏胸肉チャーシューとコンフィのうえに、
小量のワサビとセルフィーユを添えて爽やかな要素が吹き込まれている。



味の評価:★★★★★



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睡蓮(文京区湯島)


睡蓮(外観)

千葉での厳しい修行を経て
あえてのメジャー店への並びへ


睡蓮(つけ麺)
(つけ麺)


睡蓮(麺)
(麺)



<ひとくちメモ>
菅野への特注麺は手櫛によって美しく盛りつけられ、
艶やかな光沢を発する#14ストレート。

表面に乳化膜を湛えたつけ汁は、
レンジでチンした熱々状態で存外シャバく、
ツルピカの麺肌に薄く絡んで軽快に啜らせる。

潰しにかかると強い弾力で押し返し、
小麦がみっちり詰まった密度感はワシワシ系の醍醐味。



味の評価:★★★★☆



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二階堂(千代田区飯田橋)


IMG_4406.jpg

シャッターの大行列も
女将の鬼接客で次々捌かれていく


IMG_4410.jpg
(手もみ煮干そば)


IMG_4412.jpg
(麺)



<ひとくちメモ>
素材に拘り抜いたスープの状態を均一に保つため、
注文の都度、大型寸胴から手鍋に移して温め直される。
ひとくち含むと伊吹産煮干の大群が押し寄せ、
端麗系の大山鶏エキスと最適に融合している。

手揉みでピロピロ状の多加水麺はツルピカの麺肌で滑り込み、
押し返す弾力とモチモチの密度感を楽しめる。
みじん切りの玉ネギと浅葱が麺によく絡み、
最後まで飽きることなく一心不乱に啜らせる。

極厚のバラチャーシューは皮付きタイプで、
良質な脂身からはジューシーな甘みもが感じられる絶品。



味の評価:S



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砦(渋谷区神泉町)


砦(外観)

一風堂を首席卒業し
今居る処が最後の砦


砦(和だしつけ麺)
(和だしつけ麺)


砦(麺)
(麺)



<ひとくちメモ>
鶏ガラをじっくり時間をかけて煮出した濃厚エキスに、
香草系の和風ダシと生タマネギが合わされ、
濃度が薄れて清涼感すら感じられるスッキリ仕様。

表面に厚いオイルの層があるため
麺で突き破るとツルピカの滑り込みの後、
潰すとコチコチの全粒粉から小麦の風味が鼻腔を抜ける。

豚ロースのチャーシューは素材重視のスペックは豪華だが、
ボンビーのヲタに950万円は痛過ぎる。



味の評価:★★★+☆



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マツマル(杉並区荻窪)


マツマル(外観)

松丸精肉店出身の初代がホールに回り
中華屋経験の二代目が厨房を担当


マツマル(中華そば)
(中華そば)


マツマル(麺)
(麺)



<ひとくちメモ>
完全手製の一杯はトレンドを排除したイニシエ懐古系。
鶏ガラ・豚骨の優しい動物エキスに香味野菜の丸みが加わり、
元ダレのカエシでギュッとまとまっている。

冷蔵庫で2日間寝かせるという麺は、
平ザルでの完璧な湯切りと固茹でのコシが残り、
緩いうねりでスープを拾いスルスルと入り込んで来る。

精肉店よろしく希少部位のリブロースを使ったチャーシューは、
蒸し上げによる柔らかな質感と芯まで味が沁み沁みの逸品。



味の評価:★★★★☆



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百日紅(新宿区新宿)


百日紅(外観)

新宿三丁目のド真ん中に
ひっそり芽吹いた百日紅


百日紅(煮干しつけ麺)
(特濃煮干しつけ麺)


百日紅(麺)
(麺)



<ひとくちメモ>
表層にキラキラの煮干し粉が浮かぶつけ汁には、
ドロ状の濃い動物系に煮干しの大群がガツンと効いている。

甘味の要素も強いため、ガチムチの太麺との絡みでは
やや重たい印象を受ける。

つけ汁の中にはサイコロチャーシューがゴロゴロ沈んでおり、
別添えでバラが2枚も加わってヘビーに響く。



味の評価:★★★+☆



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おらが(港区西新橋)


おらが移転後(外観)

新橋→新橋→西五反田→新橋→西新橋
激しい変遷の行き着く先は“ホタテのロック”


おらが(ホタテの69つけ麺)
(ホタテの69つけ麺)


おらが移転後(麺)
(麺)



<ひとくちメモ>
ポタージュのようなコラーゲン質トロトロのつけ汁に、
スープの旨味を持ち上げるようにホタテ出汁が華やかに香る。
味付けにはロックソルトというピンク岩塩が使われ、
カドが取れた丸みで調和している。

カネジンと共同開発した特注の太麺は
クネクネのうねりとツルピカの麺肌で滑り込みも良く、
多加水特有のモッチモチの潰し感覚。
濃厚ホタテスープを絡め取って相性は抜群。

直前にバーナーで炙られる極厚のバラとサイコロチャーシューに、
材木メンマは大量に沈んでいる。
別皿で提供される青のりを投入すると海感満載で、
生の玉ネギと柚子片が時折ふわっと香って最後まで飽きることがない。
ただし、当ロットにおいてはつけ汁が温めだったのが残念なところ。



味の評価:★★★★☆



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東京煮干屋本舗(中野区新井)


東京煮干本舗(外観)

ここのところ中野界隈には
狂暴な煮干しの群れが増殖中③


東京煮干本舗(煮干らーめん・煮干しマシマシ)
(煮干らーめん・煮干しマシマシ)


東京煮干本舗(麺)
(麺)



<ひとくちメモ>
九州や瀬戸内海など産地を厳選した煮干しを煮出して、
大山鶏ベースのスープと合わせたバランス重視型と謳われるが、
煮干しマシマシコールにより丼内は煮干し一色に傾注される。

煮干し粉でキラキラと輝きを放つスープは、
高濃度の動物系をベースに煮干しマシマシでも苦味・エグ味が抑えられて、
意外なほどピッタリとまとまっている。

ヤワでコールした大成食品の中太ストレート麺は、
ツルツルの滑り込みともっちりソフトな潰し込み感があり、
緩いウェーブのうねりで咀嚼を楽しませてくれる。

家系よろしく濃厚煮干しにホーレン草が生え、
上層にはシラスのタワーと丼底には大量の煮干し粉が沈んでいる。
煮干しマシマシでも意外なほど上品にまとまった構成。



味の評価:★★★★★



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肉煮干し中華そば さいころ(中野区中野)


さいころ中野本店(外観)

ここのところ中野界隈には
狂暴な煮干しの群れが増殖中②


さいころ中野本店(中華そば)
(中華そば) ※肉OFF


さいころ中野本店(麺)
(麺)



<ひとくちメモ>
スタイリッシュな店内で琥珀色に輝くスープは、
上品に香る煮干しエキスに薄口醤油のカエシがキレている。
動物系要素と煮干しの旨味エキスがじわりと押し寄せ、
後口でふくよかな余韻を残すマイルド系。

自家製の太麺はツルツルの麺肌で艶やかさもあり、
シルキーな啜り心地と多加水系特有のソフトな切り込みの後、
奥歯でムニュリと潰れる弾力感と共に小麦の甘みもが滲み出てくる。
まさに洗練された大人の煮干しを感じさせる構成。



味の評価:★★★★☆



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五丁目煮干し(中野区中野)


五丁目煮干し(外観)

ここのところ中野界隈には
狂暴な煮干しの群れが増殖中①


五丁目煮干し(ど煮干しらーめん白)
(ど煮干しらーめん 白)


五丁目煮干し(麺)
(麺)



<ひとくちメモ>
大量の豚骨・鶏モミジを7時間煮込んだ濃厚動物系に、
カタクチイワシ・アジ2種の煮干しを1杯あたり100gをも注入し、
強烈なインパクトを放つスープが完成する。

あえて煮干しの苦味・エグ味をも織り込んであり、
煮干しリミッターが吹っ切れた極限の煮干し感。

合わせる三河屋の中太麺は強靭なコシがありながら
ドロ状のスープを吸い込んでモチモチ食感も併せ持っており、
スープと同調したド級のインパクト麺。
煮干しヘビーが過ぎるため、まさにマニア向けの構成。



味の評価:★★★★★



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闌苑飯店(港区新橋)


闌苑飯店(外観)

創業昭和28年
都内に数多く派生する本店格


闌苑飯店(拉麺)
(拉麺)


闌苑飯店(麺)
(麺)



<ひとくちメモ>
大連から呼び寄せた本国スタッフによって
日本人に合う中華料理をモットーに味が構築される。
中華屋汎用スープよろしくライトな清湯系に、
香草のフレッシュな風味と目にも鮮やかな青菜とネギが本国らしさを訴求する。

麺には特別のこだわりが無いようで、
汎用品を添えた仕様は残念なところ。
ただしこの軽さは泥酔時には持って来いの仕様でもある。



味の評価:★★★☆☆



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吉吉(品川区東大井)


吉吉(外観)

ラーメン不毛の地 立会川に
待望のエキチカ店が登場


吉吉(とんこつ塩ラーメン)
(とんこつ塩ラーメン)


吉吉(麺)
(麺)



<ひとくちメモ>
豚骨をベースとして、醤油・塩・味噌がフルラインナップ。
でいつも以上にイカれたバカ舌のため
本来のポテンシャルを感知すべく塩でコールした丼は、
無機質なシャバ系豚さんに多くの課長さんが常駐した白い家系スタイル。

平打ちの黄色い麺は小麦の香りは無いものの、
ツルツル食感でストレスフリーで啜らせる。
場末酒場のゾンビ向けに開発されたに違いないライトな汎用系。



味の評価:★★☆☆☆



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ごたる(中野区新井)


ごたる(外観)

新潟出身のご店主が
旅先で出会った博多ラーメンを再現化


ごたる(ラーメン)
(博多ラーメン)


ごたる(麺)
(麺)



<ひとくちメモ>
豚骨を炊き出したのち一晩寝かせて熟成を入れたスープは、
表面に細かな気泡を浮かべたビジュアルを持ち、
適度な濃度と口当たりはマイルドで大人のごたる豚骨。

福岡直送の宝フーズ麺はコナには応じてもらえず、
ハリガネでの茹で上りは低加水特有のザクザク感が残る。
トレンドやインパクトを抑えた昔ながらのごたる博多系。



味の評価:★★★+☆



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九代目けいすけ(中央区銀座)


九代目けいすけ(外観)

革命児の9店目は
ザギンのド真ん中で鴨さんとな


九代目けいすけ(芳醇鴨そば)
(芳醇鴨そば)


九代目けいすけ(麺)
(麺)



<ひとくちメモ>
丸鴨に昆布を重ねた宝玉のスープは
鴨の旨味エキスが芳醇に沸き立ち、
鴨オイルを効かせて体中を鴨さんが羽ばたき回る仕様。

千葉醤油の再仕込み千波は特有の大豆臭を放ち、
甘露のうま口を帯びて鴨の旨味が最大限に引き立たせてある。

自家製の平打ち中細ストレート麺はツルピカの麺肌で滑り込み、
モチモチの全粒粉を潰し込むと
小麦の風味に鴨が乗っかってバツグンの相性を誇る。

別皿で盛られた白ネギ・青ネギを散らし、
低温調理の鴨ロースで受け止めるとセルフで鴨ネギが完成。
終盤で原了郭の粉山椒を振り掛けると一気に和風仕様へと昇華する。

このクオリティであれば900万円の大枚をも安易に叩いてしまう。



味の評価:★★★★★



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sin

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広島市内を中心としたラーメン食べ歩きと感動を与えてくれたウマ~ッ!な食べ物たち、そして生活に欠かすことができない力水の記録。
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