つばさ(安芸郡海田町月見町)

つばめを姉妹に持つ小鳥系が
巣箱を変えて大空へと羽ばたく

(チャーシューめん)

(麺)
<ひとくちメモ>
数量限定のチャーシューは直前で炙りが入り、
ロース・バラ共にしっとりとした肉繊維に芳ばしさが乗っかる。
スープで泳がせて溶けた脂の甘さに出汁が染まって、
肉本来の旨さを醸し出すようなコラボ作用。
スープは中濃度の動物系エキスに円やかな元ダレが結び付き、
忠実な小鳥系の作り込みを感じるクラシカルな広島風。
平ザルを使ってリズミカルに湯切りされた麺は、
メンカタ指定で低加水特有のザクザクッとした裁断感で、
潰し込むと程よく湿り気を帯びたベタナマ感を残している。
中盤から出汁を吸い込むと小麦と汁気が一体となってしなやかに啜らせてくれる。
味の評価:★★★★☆
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麺は天にあり(南区段原)
麻沙羅(中区大手町)

8周年の記念には
MAX値の辣4×麻4で御祝いを

(麻辣"極濃"担々つけ麺) ※辛さ4・痺れ4

(麺)
<ひとくちメモ>
周年記念にローンチされた限定麺は、
"極濃"と称されるとおりスープはドロドロ状の高粘度。
世界各国から集めた10種類のエスニックspiceが華やかに香り、
そこに唐辛子の辛味×四川山椒の痺れが乗っかる異国風情。
刺激MAX値でもツーケー開発済みのヲタには尻にも及ばない辛味レベルだが、
複雑な香辛料の重なり合いが食欲を刺激する。
国産小麦の多加水極太麺は冷水で〆てハードな弾力で押し返し、
平打ち麺幅にドロドロスープ・ミンチ・ネギをたっぷり乗せて連れて来る。
スパイシーに香るつけ汁にも怯むことないゴチゴチの剛麺系はガチ好み。
味の評価:★★★★☆
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もも花(西区中広町)
日の出(中区紙屋町)

いくら関与を否定したって
明らかに意識してね!?

(日の出らーめん、豚ももチャーシュー)

(麺)
<ひとくちメモ>
アニマルOFFを思わせる神々しく淡い清湯に、
イリコの群れが遠方からじわりと押し寄せるあのスペック。
都会の凶暴なセメント系イワシに反して、
瀬戸のイワシは控えめでお上品な泳ぎをみせる。
ツルピカの純白ストレート麺は、
序盤こそは素地の強さでゴチゴチながら、
次第にスープが浸透すると極上の滑りへシフトして啜れる。
12枚のモモチャーシューは薄切りで綺麗に整列し、
赤身肉本来の旨味と淡いスープの塩気が上品に結び付いている。
時間の経過と共に肉汁が滲み出してスープの完成度を高めていくよう。
最後に唐辛子入りのお酢で割って味変すれば、
所謂呉の流儀で〆ることができる。
味の評価:★★★★☆
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